チーム医療

 みどり病院において「チーム医療」という言葉はとても大切なキーワードになっています。
 それまで医師のみが主導してきた医療を多職種が専門性を生かしてチームとして行うことで
患者さんへのメリットを最大限に引き出せると考えるからです。
 医師が中心となり、他職種も意見を交わす中で見えてくるものが必ずあると考えています。

栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)

 みどり病院の入院医療において、他職種がチームを組み取り組んでいます。
 動画をご覧ください。



このような工夫もチームで

■市販品の半固形化栄養剤が適用できない場合のために考案。
患者家族、看護師、訪問看護ステーション対象の、説明用ビデオです。
アーガメイトゼリーの投与方法も、後半部分にあります。

■みどり病院では各病棟での実施が断片的だった時期を踏まえ、
2008年より病棟・在宅を含め正式に簡易懸濁法を導入しました。

「簡易懸濁法」とは、薬を経管栄養チューブ(または口)から投与する場合に、
錠剤やカプセル剤を粉砕(粉末状に)せず、
そのまま温湯(約55℃)に入れて溶かし崩壊させ、­投与する方法です。
これは昭和大学藤が丘リハビリテーション病院薬局長の倉田なおみ先生が、
「水に溶ける錠剤ならつぶさないでそのまま水に入れればよい」という単純な思いつき
(しかしそれまでどの薬剤師も気がつかなかった)で試行錯誤され、実用化されたものです。

カンファレンス(conference)

 みどり病院をはじめとする岐阜民医連各診療所において、開設当初から普遍的に行われていることがあります。
 それは外来が終わった後に事務を含む全科、全部署が集まりカンファレンスを行うことです。

 その日に受診された患者さんの中から「気になる患者さん」をピックアップしながら治療方針などを確認したりします。

 それは症状だけに関わらず「支払いができなかった患者さんがいる」と言えば「ケースワーカーは関わった?」と確認したり、一人暮らしで心配な患者さんがいれば「一度家を見に行こうか?」など、直接治療に関わらないことも他職種が関わることで更に深く関わることができると考えるからです。

 

医療の安全性委員会の活動

 みどり病院では医療における安全性の確保を重視しています。
 近年では「新型インフルエンザ」の対応など感染対策から、東日本大震災を教訓としたリクス対応など常に地域の中で最高の医療を提供できるように取り組んでいます。

2011年に行われたトリアージ訓練の模様

2012年に行われたトリアージ訓練の模様

当院のチーム医療の活動実績はQI指標でもご確認頂けます。

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